愛媛県伊方町三崎の伽藍山体験農園で16日、地元の三崎中学校の全校生徒や教職員ら約90人が東日本大震災の被災地に送るために丹精してきたサツマイモ約1トンを収穫した。
地元住民による「ガラン山義捐(ぎえん)いもプロジェクト」(成本利久代表)が呼び掛け、無償で借りた町の体験農園でサツマイモなどを2011年から栽培。宮城県気仙沼市や福島県大熊町に送るほか、販売して収益を被災地支援に充てている。
今年も生徒らは園地約2000平方メートルに約5400本の苗を植え、草引きなどに取り組んできた。16日は実りの秋を迎えた畑で、約千平方メートル分を収穫した。